企業が障がいがある人と一緒に働きたいときの選択肢と相談先 ~ 山口市主催の障がい者就労推進セミナー受講メモ

企業が障がいがある人と一緒に働きたいときの選択肢と相談先 ~ 山口市主催の障がい者就労推進セミナー受講メモ

2024年9月19日(木)、山口市主催の「企業向け障がい者就労推進セミナー」に行ってきました!

がっちり勉強するというよりは、障がいがある人を応援する事業者同士のつながりを生み育むようなセミナーで、あたたかい人たちと知り合い、交流できる素敵な場でした。

そして、ちょうど勉強したいと思っていた、障がいがある人との協働のしかたについても色々と学ぶことができたので、ここに記録しておきます。

障がいがある人と協働する方法の種類

  • 直接雇用
    • 一般雇用
    • 障がい者雇用
  • A型・B型事業所等への業務委託
    • 事業所への直接依頼
    • 共同受発注

今回知ることができたのは、雇用する以外にも、A型・B型事業所等に業務委託する形で障がいのある人に業務を担当してもらう方法がある、ということ。(※法定雇用率にはカウントされません。)

その場合、企業(依頼主)は、A型・B型事業所等に業務を委託し、A型・B型事業所等から利用者と職員のチームが「施設外就労」として依頼主側に派遣される形で業務を担当します。

特定の事業所に直接依頼することもできますが、地域の「共同受発注」の窓口に依頼することで、その業務を担当したい事業所に手をあげてもらうこともできるそう。

セミナーでお話を聞かせてくださった障がい者雇用をされている企業さんでも、年賀状の作成など、季節ごとや単発で発生する業務などにおいては、共同受発注を活用されているとのことでした。

障がいがある人と協働したいときに相談できる「障害者就業・生活支援センター」

本セミナーでご紹介があったのが、障害者就業・生活支援センター。(「就業」と「生活」の間の「・」に注目して、通称「なかぽつ」とも呼ばれます。)

「障害者就業・生活支援センター」は、障がいがある人の仕事も生活も支援できる、厚生労働省管轄の施設で、2024年4月現在、全国に337あります。

さて、このセンター、障がいがある人とその家族をサポートするだけでなく、企業の相談にものれるんだそう!

障がいがある人の雇用を検討している段階から、雇用している間もずっと相談が可能。(※予約が必要です。)

障がい者雇用をしている企業さんからは、障がいがある人の仕事面から生活面までサポートできる施設だからこそ、さまざま相談できて助かっているとの声も。

障害者就業・生活支援センターは「障害者の職業生活における自立を図るため、雇用、保健、福祉、教育等の関係機関との連携の下、障害者の身近な地域において就業面及び生活…
www.mhlw.go.jp

まとめ

障がいがある人たちとの協働をリアルに検討しやすい情報満載、身近に感じられる事例と交流いっぱいの素敵なセミナーでした。


画像は、セミナーを運営された株式会社モンシェールさまより提供いただきました。ありがとうございます。