やまぐち発達臨床支援センターの5年生キッズで、ビジョントレーニングを始めました。(5年生キッズは、同センターで私が担当している少人数クラスです。)
ビジョントレーニングとは?
ビジョントレーニングとは、目で見る力を鍛えるためのトレーニング。
アメリカで50年以上前に開発され、スポーツの能力向上、子どもの視覚機能の向上など、様々な目的で活用されています。
私の担当クラスにも取り入れたいなと思っていて、今年度から導入。
定番のプログラムとして、子どもたちが自然に馴染んでくれたらいいな…と思い、「目の体操」と名づけて、毎回取り組んでいます。
実施しているプログラムの内容
指人形の動きを目で追うトレーニング
指導員が目の前で指を上下左右に動かしたり、回したりするのを、子どもたちには顔を動かさずに目で追ってもらいます。
視線を集中させやすい対象としては、指人形が理想だろうと思うので、見出しでは「指人形」としていますが、百均で指人形が見つからなかったので、実際には、缶バッジと指サック(いずれも百均で購入)を組み合わせて代用しています。
缶バッジと指サックを使用。女子に人気の「すみっコぐらし」を選びました。
缶バッジのピンを指サックにさして、指につけられるように。
完成!
顔を動かさずに目を動かす…ということがまだ難しい子どもには、「先生が『タッチ』って言ったら、これをタッチしてね」と伝えて、缶バッジを動かしながら適宜「タッチ」という スタイルでもトレーニングできます。
子どもたち、最初はなんとなく抵抗感を示しつつも、チャレンジすることができました。(←とても大事!)
回を重ねるごとに慣れて、どんどん上手になり、2か月くらいで飽きが出てきました。飽きが感じられたら卒業どき(ちゃんとできるようになったということ)なので、次の段階へシフト。
プリント教材でビジョントレーニング
次はプリント教材を使ってみようということで、メノコトの無料プリントを活用。
子どもたち、思った以上に興味をもってくれて、とても楽しそうに取り組んでくれています。
初回は、「線を引いていい?」と聞かれたので「そうしよう!」ということで、点つなぎ的なスタイルで実施。
本来のやり方とは異なりますが、子どもたちが受け入れてくれることが最初の大事なポイントなのでOKです。慣れてきたころに、手でタッチにシフトしようと思っています。
数字が入っていないプリントに数字を自分たちで入れて、友だち同士でプリントをシャッフルして取り組むとかも楽しそう♪