まわりのペースを気遣うべき場面で、意識して合わせられるように促すソーシャルスキル教材

まわりのペースを気遣うべき場面で、意識して合わせられるように促すソーシャルスキル教材

2023年4月9日

課題

できごと

小集団クラスで、子どもたちがかわるがわる先生役をつとめながら「同じ数ずつ」の実践課題に取り組んでいるとき、

1人の子どもが先生役のタイミングで、すごい速さでどんどん進めた。

課題設定

先生役をつとめる場面では(自分がすぐに解けるからささっと進めるのではなく)、生徒役のペースを見ながら進めることが大切なので、

生徒役の子どもたちのペースに合わせて進めること、を課題として設定。

教材・支援ツール

構成

  • 「じぶんのペース」「みんなのペース」のカード(写真)

制作に使った素材と道具

  • 厚紙
  • 油性ペン
  • ペーパーカッター

使い方と手順

「『同じ数ずつ』をみんなでやるとき、人それぞれ進める速さが違うよね?」

カードを提示しながら、「『自分のペース』と『みんなのペース』があります。」

「先生役の人は、どっちのペースで進めたらいいと思う?」

「そうだね、みんなのペースで進めるのがいいよね。」

「じゃぁ、このルールで『同じ数ずつ』をやろうね。」

みんなのペースでできたらホメる。

みんなのペースを忘れていたら「みんなのペース」カードを見せてアピール。気がついて、みんなのペースにできたらホメる。

注意点

子どもたちには、それぞれ自分のペースで伸び伸びと学習してほしい。

なので、この方法は、本当にまわりを気遣う必要がある場面でのみ使う。

通常の学習課題等では、それぞれ自分のペースで取り組んでもらい、早く課題が終わった子どもには、お絵かきなど好きなことをして待ってもらう。

ねらい

  • 言い聞かせるような形での声かけが必要なくなるため、子どもの自信を傷つけることなく課題へのアプローチができる。
  • 視覚的なので伝わりやすい。

効果

  • 人それぞれペースが違うことを意識できた。
  • まわりのペースで進めることができるようになった。忘れているときは、カードを見せることでハッと気がつくことができた。

考案・制作

フクイユウ

原案・参考

なし