おしゃべりが上手で、文字を書くことにすごくエネルギーを必要とする子どもには、作文や日記に、音声入力を活用するというのもひとつの手です。
私自身も、頭のなかにあることを文章にまとめるときに、仮に手書きでやろうとしたら到底追いつかなくて、あ~もうなに考えてたか忘れちゃった…となります。(そうならないように最初からPCに打ち込みますが。)
子どもたちだって同じだし、書くことでのエネルギーの消耗が激しいならばなおさら大変です。
学年相応の漢字が上手に書けて、一見文字を書くことに困難がなさそうに見えても、例えば「面倒くさい」という言葉で文字を書くのを億劫がる場合など、文字の出力のために頭をフル回転しないといけなくて、それだけでエネルギーを消耗しているということがありえます。
そういう場合、タイピングも無理のない範囲で練習しつつ(タイピングは一朝一夕には習得できないので)、音声入力も取り入れるといいと思います。
音声入力をするのに私が愛用しているのは、「Googleドキュメント」という無料サービス。
必要な道具としては、スマホがあればOK。
内蔵マイクがあるPCやタブレットでも可能(私はPCを使ってます)。インターネットにつながった状態で使います。
導入&設定等については、こちら↓詳しいサイトをご覧ください。
さて、
作文の課題にむけて、指導のプログラムに音声入力を導入してみてどうだったかというと、タイトルにあるとおり、とても楽しそう♪
1回目、2回目は、自分の話す内容が文字として出てくることにウケすぎて、作文にならず。
3回目で、楽しみつつも、すこし話が聞けるくらいの余裕が生まれて、やっと「あ、作文をするってことだったの?」と。
ソフト(Googleドキュメント)に正しく聞き取ってもらえない部分は、そばにいる大人がタイピング(もしくは、フリック入力など)をサポートしながら打ち直しをする必要がありますが、紙に直接書くときと比べ、頭のなかのものを出力するストレスがかなり軽減されているようです。
手書きで仕上げる場合にも、頭のなかの考えと文字を同時に出力する必要がある通常の作文のやり方と、音声入力を使って、頭のなかの考えを先に文字にしておいて、それを紙に書き写すのとでは、子どもの取り組みやすさがまったく違うと思うので、思いあたることがある方は、音声入力を使った学習支援、ぜひ試してみてください。