私は、週に1日、やまぐち発達臨床支援センター(防府市)で指導員をしています。
山口にくる以前は、ホームページの事業と並行して、大学で経済学の非常勤講師をしていましたが、山口にきた当初はホームページの事業がメインになり、子どもとかかわる機会がなくなっていました。
子どもとかかわる仕事もしたいなと思っていたときに、事業者の集まりで当センターの理事長とお話ししたのがキッカケで研修と勤務がスタートし、今年で5年目になります。
発達支援について知れば知るほど、こんなに奥深い世界が…と興味が深まる日々で、自分のことも深く理解できるような気がしたり、若い頃に知っていたら志望する学部が違っていたかな?などと想像したり、いやいや、学びに遅すぎることなんてないよ…と自分で自分と会話したりしながら、コツコツ学びながら取り組んでいます。
さて、やまぐち発達臨床支援センターは、個人の特性に応じた学習支援を主として行っている施設です。利用条件がなく、障がいや診断の有無にかかわらず通うことができます。
私自身も、発達支援とは…と考えたとき、障がいの有無にかかわらず、個人個人の性質や状態をふまえながら、その人が生きやすくなることを目指して行うかかわりのことだなと捉えており、そういう視点で指導内容を組み立てています。
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本稿は、山口新聞「東流西流」に書いたコラムの初校です。山口新聞には、2024年5月29日(水)に掲載されました。紙面については、出典明記にて掲載OKいただいています。