親子で早解き競争!? 子どもに勉強の楽しさを感じてもらうsayoさんの工夫

親子で早解き競争!? 子どもに勉強の楽しさを感じてもらうsayoさんの工夫

sayoさんのプロフィール

6歳と2歳の二児の母。

好きなもの(こと)は、写真、ものづくり、ドイツ、カフェでのんびり過ごすこと。

大学卒業後は旅行会社に就職、結婚を機に退職し、現在は子育てをしながらWEB制作やイラストのお仕事をしています。

sayoさんの体験談

息子が小学生になり、幼稚園児だった頃と生活スタイルが大きく変わりました。

はじめは楽しそうに通学していた息子も慣れと日々の疲れで家ではいろんなことを面倒がるように。宿題もはじめは嬉しそうに取り組んでいたのに、最近は後回しにしたり適当に済ませたりすることも増えてきました。

(そろばんを習っているので、計算問題の量が多く、学校で疲れて帰ってきた日は本当に面倒くさそうにしています。。)

親としては「帰ったらまず宿題」「遊ぶのは宿題が終わってから」と習慣づけたいのですが、なかなかうまくいかず、こちらが口うるさく言いすぎて余計嫌そうにしてたり。

嫌々宿題をやってる息子を見ていると、このままだと勉強も学校も習い事も全部嫌いになるかもしれないと思い、私もいろいろ考えるようになりました。

勉強はおもしろいもの、と捉えて成長していってくれればきっと子ども達の世界は広がります。というか、どうせやらないといけないなら楽しんだほうが得ですよね。

そういう思いがあるので、最近は、子供と暮らす中で、「勉強はおもしろい、楽しい」と子供が感じてくれることを意識するようになりました。「勉強を教える」というよりは「勉強の楽しさを教えられる」母親になりたいなと思います。

私自身、学生の頃は「学校面倒くさい」「勉強嫌だ」とよく思っていましたが、今この歳になって「学ぶことは楽しい」「勉強したい」と感じることもあります。子どもの図鑑などを見ているとすごく興味が湧くし試してみたい実験もたくさん載っていてとてもおもしろいです。

小学校1年生の息子は、私と一緒にやったり競ったりすることをすごく喜んでくれるので、最近は宿題に関してもできるだけ私も一緒にやるよう意識しています。

例えば計算問題。イラスト付きの簡単な文章問題が2問くらいだとあまり気負わずやってますが、ずら~っと計算問題が並んでいると、はぁ…とため息をついていたり(気持ちはわかります・笑)。

なので、たくさんの計算問題が並んでいるときは、ストップウォッチで時間を測ったり、私も隣に座って同じ問題を解いてみたりします。時々私が手を止めて息子のスピードに合わせるようにし、「この問題難しい…どうやって考えるんだろう…」とか「わ~!油断した~!抜かされる~!」など私がひとりで言ってると、息子は、ふふん♪と嬉しそうにどんどん計算を解いていきます。

最後は、やりっぱなしにならないように答え合わせをしたり、汚い字は書き直させたりも気をつけてるのですが、指摘や注意は控えめに、3つくらい褒めて1つ指摘します。

まだ1年生なので「きちんと枠の中におさまるように名前を書けた」「文字の大きさが揃ってる」「鉛筆の持ち方がよくなった」などもしっかり褒めるようにしています。私と競うだけでなく、「過去の自分」と比較して本人が自分の成長を実感してくれたらいいなと思います。

時々過去に息子の書いたものを出して、視覚的に比較したり「この頃はこうだったよね、今はもっとできるようになってるね」と思い出話を含めて話してみたりもします。

そろばんの宿題は、私は私のノートに計算問題を解いて書くようにしてるので、そこに日にちとタイムと勝敗を記録していると、見返したときにタイムの比較をしたり、「今のところ〇勝〇敗だから今日も頑張る!」など話したりもできます。

そして、指摘する時は「これがダメ」ではなく「ここをこうしたらもっと良くなるかもよ」という言い方をすると前向きに取り組んでくれます。

,,,という、成功事例もあれば全く通用しない日もあったり。息子の性格に合わせていろいろ試しているところです。

最近は宿題の量も増えてきて、時間的にどうしても追い立ててしまう日もあるし、私に怒られて泣きながら嫌々やってることもあります。

なかなかいつも優しいママではいられず私自身も反省することが多いですが、これからも親子でたくさん試行錯誤しながら、学ぶことを楽しめる子になってほしいなと思います。

編集部コメント

sayoさん、素敵な体験談をありがとうございました!

実感と試行錯誤が詰まっていて、読者の方それぞれに、共感するところ、やってみようと思える工夫等、見つけていただけるのではないかと感じました。

早解き競争も、子どもとペースをあわせつつ、独り言を効果的に使われてて素敵♪

以下、編集部が特に「いいね👍」と感じたポイントをピックアップします。

☑ 「勉強を教える」というよりは「勉強の楽しさを教えられる」ようにしたい

☑ 計算問題がたくさん並んでいるときは、隣に座って同じ問題を解いてみる

☑ 指摘や注意は控えめに、3つくらい褒めて1つ指摘

☑ 子どもが過去に書いたものと視覚的に比較したり、記録を見ながら思い出話をしたり

☑ 指摘する時は「ここをこうしたらもっと良くなるかもよ

(編集部 フクイ)